2025年10月19日(日) 10:12 JST
ゲストユーザ: 堀越
10月1日から緊急地震速報の運用が開始されます。
気象庁HPから緊急地震速報とは
簡単に言えば、地震で出てきたP波とS波から、影響を受ける地域の予想震度とS波の到達時間を、気象庁から報道機関等を経由してみんなに知らせることです。世の中進歩したんですね。
遠方で起こった地震(東京から見た場合で、新潟・東北・北海道・関西・中京など)なら、地震情報を聞いてから主要動が来るまでに、あるていど時間を稼げるので、落下物から自分を守るなどができます。
一方、近所(東京から見た場合で、東京湾・湘南・房総半島・埼玉県南部など)のようなほとんど直下に近い地震だと、地震情報を聞いたときには既に主要動が届き、大ゆれに見舞われている確率が高いでしょう。
いずれにしろ、普段から、身の回りにある落下・転倒しそうな物は固定する、建物の耐震補強をしておく、火を扱う器具は地震で揺れたら自動的に消火するものにしておく、などの対策が必要でしょう。
なお、現時点で、「この辺で大地震が起きた時、あそこは何秒後に大ゆれに見舞われる」という情報はほとんど公表されていません。防災・研究機関(気象庁・東大地震研・京大防災研・東北大巨大災害センター・防災科研)が公表してくれると、よりいっそう心の準備もでき、さらに「緊急地震速報」も役に立つのではと考えます。
ゲストユーザ: 堀越
小田原・箱根付近が震源となった10月1日午前2時21分の地震の震動の各地への到達時間を調べた。
小田原で主要動を受けたのが21分15秒、東京都江東区が21分27秒だから12秒後、横浜市金沢区富岡が21分24秒だから9秒後、厚木市が21分20秒だから5秒後。
一方、地震波を検知して到達時刻を予想して気象庁が発表し、報道各社がTV報道するまでに、少なくとも4~5秒かかるはず。だとすると、神奈川県内は地震速報報道とほぼ同時かその前に大揺れ、東京都内でもTV等報道から5~10秒程度の余裕しかない。
相模湾や東京湾周辺で、南関東に大被害が出るような大地震が起きたとすると、神奈川県・東京都では、緊急地震速報はほとんど役に立たないと思って良いだろう。
以上、到達時刻を調べる為に用いた地震波形は、防災科研の地震波データーを使った。
時刻はすべて JST , 現在の時刻は 10:12 午前
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