音響に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1.正常な聴力を持つ人間が音として感じる周波数範囲は、およそ1Hzから10kHzまでの範囲である。
2.点音源から放射されている音のエネルギー密度は、伝搬距離に反比例して減衰する。
3.一重壁の音響透過損失値は、一般に、壁体の単位面積当たりの重量が大きいほど小さくなる。
4.多孔質吸音材をコンクリート壁のような剛壁に空気層を設けて取りつける場合、
その空気層を大きくするほうが、吸音効果が期待できる周波数領域はより低音域
まで広がる。
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正解 4
解説
1.は誤りで、正常な聴力を持つ人間が音として感じる周波数範囲は、およそ
20Hzから20kHzまでの範囲です。
2.は誤りで、点音源から放射されている音のエネルギー密度は、伝搬距離の2乗に
反比例して減衰します。
3.は誤りで、一重壁の音響透過損失値は、一般に、壁体の単位面積当たりの重量が
大きいほど大きくなるます。
4.は正しく、多孔質吸音材をコンクリート壁のような剛壁に空気層を設けて
取りつける場合、その空気層を大きくするほうが、吸音効果が期待できる
周波数領域はより低音域まで広がります。