特集は
バリアフル建築、利用者の警告
国際化で高まる「NG設計」のハードル
2020年夏の東京オリンピック・パラリンピックの開催まで、あと2年。
移動、観戦、宿泊などに関するバリアフリー関連の基準などを見直す動きが活発だ。
障害は個人ではなく、社会、環境の側にある、という考え方にシフトしてきた。
車椅子使用者、外国人、LGBT……。
目指すべきは誰もがストレスを感じずに参加できる社会だ。
しかし、特別なニーズへの個別解は、そのほかの人たちのバリアに転じることもある
建築や都市のバリアを解消し、全体的なユニバーサルデザイン化を図るには、
設計者の観察力と計画力が欠かせない。