太陽光発電の系統連系

たいようこうのけいとうれんけい

  1. 方式
    1. 太陽光発電システムを,電気事業者の電力系統に接続して電気のやり取りを行うこと。
    2. 熱の利用方法により、排熱回収方式、排気助燃方式、排気再燃方式がある。
  2. 特徴
    1. 逆潮流有りでの系統連系契約を電気事業者と締結し,売電による利益で設備投資費を回収することを目的とする場合が多い。
    2. (注)逆潮流とは,太陽光発電設備設置者の構内から,電気事業者が運用する電力系統側へ電気を送ることをいう。
  3. 設置上の留意点
    1. 変換装置(インバータ)を用いて連系する場合,系統への直流の流出防止のため,受電点と逆変換装置聞に原則として変圧器を施設する。
    2. 異常時に太陽光発電電源を自動的に切離すめの装置を施設する。
    3. 潮流有りで,電気事業者と受給契約を結ぶ場合は,買電用と余剰電力売電用の2個の電力量計が必要。
  4. その他
    1. 太陽電池で発電した直流を交流に変換する機能と,電力系統との連系のために各種保護機能をもつパワーコンデイショナで構成される。

電気工事施工管理技士 建築関連用語集