2025年10月22日(水) 20:55 JST
建築フォーラム(farchi) イベント
10月 2023
[展示会] 愛媛 大三島みんなの参道物語
日時: | 2023年10月 8日(日) 09:15 JST - 2024年9月13日(金) 12:00 JST |
種類: | |
場所: |
今治市伊東豊雄建築ミュージアム 大三島町浦戸2184 今治市, 愛媛県 794-1308 |
詳細: | 大三島みんなの参道物語 しまなみ海道がまだ開通していなかった頃、宮浦港で船を降りて大山祇神社へと向かう人々で参道は押すな押すなの賑わいだった、と島の人から聞きます。ところが現在の参道は信じられない程寂れています。昼間でも神社の周辺を除けば観光客の姿を目にすることはほとんどなく、まして夜間人に出会うことは滅多にありません。しかし何と言っても大三島の中心は大山祇神社の参道と言えるでしょう。大三島の賑わいを取り戻すには参道の復活が不可欠です。 参道を元気にするにはどうすればよいでしょうか。これまでも検討して参りましたが、いまいちど私達は神奈川大学曽我部・吉岡研究室と関東学院大学柳澤研究室の協力を得てこのテーマに取り組み、さまざまな提案を「大三島みんなの参道物語」と題して展示することにしました。 提案の中心は2つあります。その第1は宮浦港周辺の整備です。宮浦港はかつて海から参道への玄関口でした。眺望も良く、すぐ近くには今治市役所の支所や大三島公民館と一体になった図書館もあります。これらのエリアをもっと街に開き、島民の人々が日々集まりたくなる場所にするにはどうすれば良いかを提案します。 第2の提案は参道の古民家の改修です。かつて薬舗だった鈴木邸は参道でも最初期に建てられたと言われ、その佇まいは美しいのですが、傷みも激しい。この家を調査して、いずれは学校帰りの子ども達が立ち寄って楽しく過ごせる居場所にしようと考えています。子どもたちで賑わえば、参道もきっと明るくなるでしょう。 その他、誰でも自由に自分の参道への想いを模型にして展示できるような試み、参道付近の人々へのショートインタビューの映像など参道の活性化を実現するための提案をしたいと思います。皆様のご意見をいただいて、一緒にこの参道物語を綴っていきましょう。 伊東豊雄 主催|今治市 助成|公益財団法人朝日新聞文化財団 協力|今治北高等学校大三島分校、大三島図書館、きつねのぼたん、旅館さわき、料理旅館 茶梅、参道夕涼み会にてインタビューにご協力いただいた皆様、他 ディレクター|伊東豊雄 プロジェクトメンバー|NPOこれからの建築を考える 伊東建築塾、神奈川大学 曽我部・吉岡研究室、関東学院大学 柳澤研究室 映像・写真|吉野かぁこ 写真|高橋マナミ グラフィックデザイン|丸山智也 英訳|ジョイス・ラム |